運動療育のメニューは何をする?個別60分の流れと器具を解説

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運動療育の流れと笑顔の成功体験

「運動療育って、具体的に何をするの?」――見学を考え始めた保護者の方から、いちばん多くいただく質問です。

この記事では、京都府向日市の児童発達支援・放課後等デイサービス「ここすきっぷ」が公開している情報をもとに、運動療育のメニューに使う器具、1回60分の流れ、年齢による違い、そして見学で見ておきたい点を整理します。

作成者 水尾 友哉(株式会社LINKS 代表/児童発達支援・放課後等デイサービス「ここすきっぷ」) 代表メッセージ

作成日 2026年10月3日 最終更新日 2026年10月3日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約7分

運動療育のメニューには、どんな種目がありますか?

ここすきっぷの運動療育では、マット・跳び箱・鉄棒・トランポリン・ボールなどの器具と、投げ輪・縄跳び・風船・お手玉などの玩具を使い、体を動かす遊びやゲームを行います。子ども1人に対して支援員1〜2人がつく個別の形で進めるのが特徴です。

運動療育 メニューで使うマットや跳び箱などの器具と、投げ輪や縄跳びなどの玩具を一覧で示す図 図1 運動療育のメニューで使う器具と玩具 器具 玩具 マット 跳び箱 鉄棒 トランポリン ボール バランスボール・平均台・巧技台 投げ輪 縄跳び 風船 お手玉 ボルダリング(施設内) どれを使うかは、その日にお子さま自身が選びます。 器具の種類は時期により変わることがあります。 出典:ここすきっぷ 療育ページ・完全個別対応型療育ページ(2026年10月確認)

「運動の上達」だけが目的ではない

メニューの狙いは、スポーツが上手になることだけではありません。ここすきっぷでは、自発的に遊びながら工夫を加える楽しさを学び、苦手意識の克服や得意な部分を伸ばす支援を行うとしています。少しずつの小さな目標クリアを積み重ね、「できる!」の思考を養う――これがメニュー全体を貫く考え方です。

体を動かす以外のことも、同じ時間の中で扱う

運動の場面には、順番を待つ、ルールを守る、勝ち負けを受け止めるといった場面が自然に生まれます。ここすきっぷでは、ゲームを通したソーシャルスキルトレーニング(SST)や感覚統合療法も支援プログラムに含めており、運動療育のメニューの中で「挨拶」「礼儀」「コミュニケーション」など日常生活につながる力もあわせて支援しています。

出典:ここすきっぷ 療育ページ(https://cocoskip.jp/therapy/)および施設・アクセスページ(2026年10月確認)。支援の内容や感じ方はお子さまの状態によって異なります。

1回60分のメニューは、どんな流れで進みますか?

来所から帰宅までが60分です。前半40分が療育プログラム、後半20分が保護者の方との振り返りで、振り返りの間、お子さまはスタッフと自由に遊んで過ごします。実施内容をお子さま自身が選ぶのも、この施設の流れの特徴です。

運動療育のメニューが来所、40分のプログラム、20分の振り返り、帰宅の4段階で進むことを示す図 図2 運動療育 1回60分の流れ STEP 1 来所 カードを入れる 手指消毒・荷物を置く STEP 2 療育プログラム 40分 一人ひとりに合わせた 内容を本人が選ぶ STEP 3 振り返り 20分 保護者と活動を共有 子どもは自由遊び STEP 4 帰宅 身支度を整えて 帰宅 来所時間はお子さまによって異なります。例では15:00来所、16:10帰宅です。 時間配分は公開されている「1日の流れ」にもとづきます。 出典:ここすきっぷ 療育ページ「1日の流れ」(2026年10月確認)

振り返りの20分で、家庭と施設の情報がつながる

後半の20分は、学校や保育園での様子、自宅での過ごし方を保護者の方と共有する時間です。ここすきっぷは「保護者まきこみ型療育」を3つの特徴の1つに掲げており、日々の様子を共有しながら、家庭でも無理なく続けられるサポートを一緒に考えるとしています。定期的な面談や連絡帳でのやり取りも行われています。

「やらされる」ではなく「やってみたい」から始める

プログラムの内容を本人が選ぶのは、子ども主導型療育という方針によるものです。無理にスポーツをさせるのではなく、本来持っている自由で想像豊かな遊びの延長として体を動かし、その中で支援員とのやりとりや順番を守る場面が生まれる、という考え方です。人を傷つける行為・危険な行為以外は、厳しい指導や指示・命令は行わないと明記されています。

出典:ここすきっぷ 子ども主導型療育ページ・保護者まきこみ型療育ページ・理念ページ(2026年10月確認)。

年齢によって、運動療育のメニューは変わりますか?

変わります。就学前(0〜6歳)は児童発達支援、小学生から高校生(6〜18歳)は放課後等デイサービスとして、同じ「個別×運動療育」の軸のまま、課題の立て方が年齢に合わせて変わります。

運動療育のメニューが就学前と小学生以上で、遊び中心か課題設定中心かという違いがあることを示す図 図3 年齢によるメニューの違い 就学前(児童発達支援) 小学生〜高校生(放デイ) 発達段階や興味に合わせて 遊び感覚で体を動かす環境 どの遊び・どの動きかを本人が選ぶ 無理なく挑戦できる運動プログラム 目標や課題に合わせた個別設計 「やること・やりたいこと・できること」を組み合わせる ボール遊び・サーキット・ストレッチなど 個別で基礎を整えてから必要に応じて集団へ 年齢で区切るのは制度上の違いで、個別に組む点は共通です。 対象年齢と内容は公開ページの記載にもとづきます。 出典:ここすきっぷ 就学前のお子様ページ・小学校から高校生ページ・子ども主導型療育ページ(2026年10月確認)

就学前は「遊びが学びになる」時期として扱う

就学前のお子さまについては、遊びを通して多くのことを身につける時期として、身体を使ったさまざまな遊びで基礎的な運動能力やバランス感覚、協調性を育むとしています。専門スタッフが一人ひとりのペースに合わせてプログラムを調整し、「やってみたい」気持ちを引き出すことを大切にしています。

小学生以上は学校生活に活かせる力を意識する

小学生から高校生では、運動を通じて身体能力やバランス感覚を養うだけでなく、友人関係や部活動など日常生活で生じる困りごとにも寄り添うとしています。個別支援で基礎を整えたうえで、必要に応じて少人数の集団活動へ発展させる段階的な進め方です。

年齢が離れていても同じ施設に通える

ここすきっぷは児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を同じ施設で提供しているため、就学前に通い始めたお子さまが小学校入学後も同じ場所・同じ考え方のメニューで続けられます。受け入れ年齢は未就学から高校生までで、障害種別は発達障害・身体障害・知的障害と公開されています。保育園・幼稚園・他の事業所との併用もできるため、週の予定に合わせて組み込みやすいのも特徴です。

出典:ここすきっぷ 就学前のお子様ページ(https://cocoskip.jp/first-time-preschool/)・小学校から高校生ページ(https://cocoskip.jp/first-time-school/)・施設・アクセスページ(2026年10月確認)。

うちの子に合う運動療育のメニューは、どう考えればよいですか?

「どのメニューが合うか」は見学と初回のヒアリングで決まるもので、記事だけでは答えが出ません。ただ、ご家庭で気になっている場面を言葉にしておくと、見学のときに確かめる点がはっきりします。下のチェックは診断ではなく、そのための整理です。

運動療育の見学前セルフチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個気になる場面はまだ少ない状態です。見学では、お子さまがどの器具に興味を示すかを見ておくと、家庭での遊びのヒントになります。
2〜3個運動か集団か、気になる軸がはっきりしてきています。見学のとき、その場面でスタッフがどう関わるかを具体的に聞いてみてください。
4〜6個運動・集団・自信の複数の面で気になる状態です。個別対応のメニューが合うかどうか、見学利用でお子さまの様子を直接確かめる価値があります。

運動療育のメニューについて、よくいただく質問は?

見学の予約前に寄せられる質問をまとめました。いずれもここすきっぷが公開している内容にもとづくもので、お子さまの状態によって答えが変わる部分はその旨を添えています。

運動が苦手な子でも、運動療育のメニューに参加できますか?
はい。ここすきっぷの運動療育は子ども1人に支援員1〜2人がつく個別対応で、その子のペースに合わせてメニューを組みます。運動の上達そのものより、遊びの中で「できた」を積み重ねることを目的にしています。

1回のメニューは何分ですか?
1回60分です。療育プログラムが40分、保護者の方との振り返りが20分という構成で、振り返りの間、お子さまはスタッフと自由遊びをして過ごします。

メニューは誰が決めますか?
実施内容はお子さま自身が選びます。支援員は選べる種目を用意し、年齢・体格・その日の様子に合わせて課題の難しさを調整します。

土日や長期休みにも通えますか?
土・日・祝日も開所しています(火曜休み)。夏休みなどの長期休暇中も通常どおりの営業時間です。保育園・幼稚園・他の事業所との併用もできます。

まず何から始めればよいですか?
見学からのご利用をおすすめしています。見学は完全予約制で、実際のメニューにお子さまが参加できます。ご利用には受給者証が必要ですが、見学の段階ではなくても構いません。

見学では、メニューの何を見ておけばよいですか?

見ておきたいのは「本人がどの器具を選ぶか」「支援員がどう声をかけるか」「終わったあとの表情」の3点です。見学は完全予約制で、見学利用では実際のプログラムにお子さまが参加できるため、この3点を直接確かめられます。

施設内の環境や活動内容、スタッフの関わり方を見ながら、その場で質問もできます。土曜日や長期休暇の時期は混み合うため、早めの予約がおすすめです。なお、ご利用には受給者証が必要ですが、見学の段階では受給者証がなくても構いません。見学を経てから受給者証の取得や契約に進む方がほとんどです。

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見学の予約方法、当日の過ごし方、受給者証がまだない場合の進め方をまとめたページです。

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